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仕事で輝いている人や講師・メディア掲載等の社会貢献活動を紹介
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データで見る「シニア仕事探しの実態」(2年10ヵ月 で 60歳以上 1030人 対面で仕事の相談を受けました)

~シニア就労の実態~

さて、これは、仕事探しの相談に来られる方に、「シニア就労の実態」について説明するために作成し、バージョンアップを重ねている資料です。

このデータが示す現実もの、それは・・・

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●元気なうちは働きたいシニアの人が多いこと

●年齢を理由に採用を断る企業が多いこと

●年金は十分ではないこと

●ハローワークやシルバー人材センターだけでは十分でないこと

●新型コロナウィルスがシニア就労に与えている影響

①若い失業者が増えることで、シニアの就労の場が減っている。

②コロナが長引くと、ブランクが長くなり、年を取り、戻れなくなる。

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日本じゅうで同じような問題が現に存在しているように思います。

相談に来られた方だけでなく、取材を受けた新聞記者、行政機関、勉強会に参加された方にも、分かり易いと好評ですので、解説付きでご紹介させていただきます。

(データは2021年6月7日時点のものです。)

居住エリアについて。

廿日市、佐伯区、西区、広島の西方面が多いのは、全戸配布の広告媒体があったこと、それと、廿日市市の福祉センターを会場に、定期的に「お仕事相談会」を開催していることが理由です。

年代について。

相談に来られる年代は、コロナ前は圧倒的に、「60代後半~70代」が多かったのですが、コロナ禍になり「50代~60代前半」が多いです。

現職の有無について。

■「現職あり」の方は、

「今の仕事に加えてもう一つの仕事を探している・・・Wワーク希望」

「今度○月に定年退職を迎える・・・」

「コロナの影響で仕事が減った・・・」という方が多いです。

■「離職中」の方は、

「最近仕事を辞めた・・・」

「家でのんびりしているがやることがない・・・」という方が多いです。

希望のお仕事について。

■男性は、清掃、マンション管理、軽作業、送迎、配送、不問その他(なんでもいいと言われる方が多い。)

■女性は、清掃、調理、食器洗浄など裏方仕事、軽作業、介護補助、事務、不問その他(なんでもいいと言われる方が多い。)

「希望」というより、「いやでない」というニュアンスで仰られる方が多い。

紹介者、業種ごと、年齢、および退職の分布(赤い点線はコロナ後の紹介)について。

■左半分は男性の紹介者(仕事が決まった方)

■右半分は女性の紹介者(仕事が決まった方)

■四角の中の数字は年齢

■色分けは職種です。

◎青は、建物管理の仕事(清掃、ベットメイク、マンション管理、警備、設備管理)

◎オレンジは、食事の仕事(食器洗浄、調理補助、接客、病院給食、社員食堂)

◎紫色は、工場で働く仕事

◎緑色は、介護看護の仕事

※黄色の字は、無資格未経験から介護の仕事に就いた方です。

◎黄土色は、送迎、配送

◎赤色は、事務、その他

◎黒く塗りつぶしたものは、半年以内に退職した人

この表の作成時点では、246名の人を紹介し、74名の方が半年以内に退職。

(退職理由は後記しています。読み進めてください。)

■赤い点線は、コロナの緊急事態宣言が発せられた2020.4.16以降に紹介した人です。

◎介護を表す緑色は沢山決まっていますが、飲食や接客などは殆ど紹介がなくなりました。

◎コロナ前は、宮島や宮島口にある旅館、飲食店などへの紹介が多かったが、コロナ後は全くなくなりました。

◎代わりに、スーパーを取引先に持つ食品工場や、雇用が安定している医療福祉の仕事への紹介が増えてきました。

(補足)

■男はつらいよ・・・男性は女性以上に難しい現状があります。

あくまでもアルバイトの仕事に限った例ですが、解説します。

◎清掃・・・女子トイレ問題があり、男性はNGであることが多い。

◎警備・・・近年、夏が暑いため、躰に堪えるため、敬遠されることが多い。

◎送迎・・・高齢ドライバーによる事故が多く、本人もだが、家族が反対することが多い。

年齢ごと、決まりやすい、長続きしやすい仕事について。

この表の、縦軸は年齢、横軸は性別と職種です。

タイトルに「継続者」と書いているのは、「仕事を紹介した人から、半年以内に退職した人を除いた人」を表しています。

つまり、何歳ぐらいの人が、どんな仕事が、決まりやすい(決まりにくい)、続きやすい(続きにくい)、かを表しています。

◎男性、女性とも、70歳を超えると清掃の仕事が比較的決まりやすい。

◎女性は、調理補助や食器洗浄などの裏方仕事が決まりやすい。

◎工場作業は、65歳だと決まりやすいが、それを過ぎると、なかなか決まらない。

“軽作業が希望”を仰る方は多いですが、軽作業と言いながら重労働だったり、屋内、屋外、何歳ぐらいの人が働いているか、作業環境が重要です。

◎送迎ドライバーは、66歳の人が多い。60代前半~70代前半の男性の中で循環しているのが実情です。

退職理由について。

先ほど、74名の退職者がいる、と記載しましたが、その理由がこちらです。

◎6割は「体力、記憶力」が退職理由。若い時のように動けない、憶えることが多い、という理由が多い。

◎運転、事務で「コミュニケーション」となっているのは、若い人に指図をされる、指示が的確でない、言い方が気に障る、などの理由もあります。

コロナの影響・年代について。

■コロナ前は棒グラフの上の段。

65歳~74歳、団塊の世代の「年金プラスアルファ」のアルバイトが中心でした。

■コロナ後は、棒グラフの下の段。

70歳以上は更に難しく。年金受給前の60代前半、50代、40代、30代、20代の失業者が増加。

コロナの影響をもろに受けていることがお分かりいただけると思います。

~最後に~

「人生100年時代」と言われて久しいです。

少し考えてみてください。

人生100年:20歳~100歳を働く期間とすると/60歳は折り返し地点

⇒サッカーのハーフタイム、まだまだこれから後半戦

人生100年:20歳~80歳を働く期間とすると/60歳は3/4地点

⇒バスケットの第4クオーター、これから勝負どころ

子育てを終え、一般企業等で培った知識や経験を活かして、「若い世代にどういう社会を残すか」という志を持って動くには、50代60代は絶好のタイミングのように思います。

このフローチャートは、シニアライフアドバイザーの松本すみ子さんの著書「定年後も働きたい。」で示されているものです。

体系的に整理されており、明快だと思います。

一番左端の判断材料のところに、①生活資金、②健康、③意欲/意思、と書かれているのも、現実的で、明快だと思います。

仕事を続けるか、続けないか、

続ける人は、どういう働き方を選択するか、

続けない人は、どういうかたちで社会と関わるか、または個人の趣味の世界に没頭するか、それはそれで良いと思います。一度きりの人生ですから。

必ずしも、どれか、という選択ではなく、仕事半分、趣味半分、といった組み合わせも大いにあると思います。60代、70代、80代、90代、と変遷していくこともあると思います。

以上、お読みくださり有り難うございます。

世間で言うところの「働き方改革」とは別の観点で、「長い人生の後半の働き方」について、考えるきっかけとなれば幸いです。日本は長寿国の最先端にいますが、考えようによっては、世界中に「長い人生の後半の働き方」が拡がっていくチャンスかもしれません。

ご意見ご感想などございましたら、こちらまでお寄せください。

treasure@trehunt.midori-gr.com

株式会社 トレハン 山根 浩