1. トップページ
  2. キラリこの人
  3. 柳井 久美子(77歳)さん
Topics
キラリこの人
(
みどりの家

柳井 久美子(77歳)
)

「おいしい!」と、完食してもらうと精がいいんです!

風光明媚な景勝地で知られる錦帯橋。このたび訪問した介護施設「錦帯橋みどりの家」は、錦帯橋から徒歩3分の好立地に位置する。「錦帯橋みどりの家」には、グループホーム、小規模多機能ホームがあり、すぐ近くの医療機関、岩国第一病院さんと健成薬局さんと共に、介護を必要とする地域の高齢者の方々を支えている。

「錦帯橋みどりの家」に勤務されている柳井さんと担当の中島マネジャーにお話を伺いました。

―このホームを開設されて、どのぐらい経ちますか?
中島さん:この8月で8年を迎えて、9年目に入ったところです。

―早速ですが、柳井さんが就職された経緯を教えてください。
中島さん:柳井さんが入社する前は調理専門のスタッフはいなくて、日中、介護職員が介護も調理も並行して担当していました。そんな中、“人が足りない。でも介護スタッフの応募がない”という状況が続いていました。
もう一つ問題がありました。介護職員が、調理もする、トイレ介助もする、となると、手は清潔に洗っていますが、やはり衛生面の問題も気になります。しかも調理が苦手な男性スタッフが増えつつあった時で、調理と介護を平行して行うのが難しく、最も大切な介護が後回しになりがちな問題が生じてきました。そこで調理専門のスタッフを採用する方針に切り替えました。

―世間で介護職員の採用が難しくなる中で、現場の業務の見直しとその場に合った適材適所の人材の活用をお考えになった訳ですね。
中島さん:柳井さんが入社されたのはその時です。調理専門のスタッフが入ることによって、冷蔵庫内の管理がきちんとできるようになりました。また、アイランドキッチンでフロアも一望できるので、そのお蔭で、介護職員は、お風呂介助やトイレ介助、書き仕事に専念できるようになりました。

―方針転換が功を奏したのですね。

―続いて、柳井さんご本人に伺います。入社した頃を思い出されて、お話を聞かせていただけますか。

柳井さん:知人がここで働いていて「錦帯橋みどりの家」のことは少し知っていましたが、自分の職場になるとは思ってもいませんでした。
今、中島さんが言われたように、調理専門のスタッフが入ること自体初めてだったので、やりやすかったです。伝統のようなものがあって比べられるとやりづらかったかも。
ここに勤める前は、ある会社で軽作業を手伝っていましたが、車の事故を起こして、車を運転するのを止めました。そのときが70歳ぐらい。ずっと自分で商売をしていたので、どうも家にじっとしていられない性分で、次に、旅館で朝食を作る仕事を始めました。食数は多くなかったのですが、お皿の種類が多くて、片付ける場所を覚えるのが大変でした。教えてもらっても、一回で覚える、というのが難しいのです。周りはベテランが多くて、“一回で覚えないといけない”という大きなプレッシャーを感じていました。そうした時に、この「みどりの家」の話があったのです。知人と同じ職場になるので、少し気が引けましたが、「みどりの家」にお世話になることにしました。

柳井さん:もう働き始めて4年半が経ちます。調理をすることは嫌いじゃないし、働かせてもらって良かったと感謝しています。何が良いのかと言えば、一人である程度自由にやらせてもらえることです。介護職員さんは調理に対してあまりあれこれ言わないでいてくれます。あまり言われると緊張しますから。介護職員さんも、介護に専念できるし、お互いやりやすいんじゃないですかね。何よりも、入居者の方に「おいしい!」と言って、完食してもらえると精がいいんです。

 

―どんな働き方をされていらっしゃるんですか。
柳井さん:週3回、9時~18時のパート勤務です。毎日8時間の勤務ですが、どうせ出てきたのなら、長い時間しっかり働いた方が給与の面もいいですからね。(笑)
今は、自転車で通っています。10分ぐらいです。とにかく働けることが有り難いです。私の「生きがい」みたいなものです。
働きはじめて少し経った頃、中島マネジャーに「どうですか?」と優しく声を掛けてもらって、「ここは天国です」と返事をしました。その時、中島マネジャーからも「とても助かってますよ。ありがとうございます。一緒に頑張りましょう。」と言われて、とても嬉しかったことを覚えています。

―シニアの方が働くことについて、聴かせてください。
柳井さん:同じ年代の人が働いても、職場によって幸せに感じるところもあれば、そうでないところもあると思います。さっき言ったように、”一回で覚えなさい、そうでないとダメ“と言われると辛いですし、惨めな気持ちになります。ここでは、それが無いのが非常に有り難いことです。

―働く人のペースに合わせた仕事の配分が大事ということですね。
柳井さん:それと、調理をするのが元々好きなことと、入居者の方がご年配の方で年代が近いでしょう。話も合うし、料理も自分が食べたいようなものを調理すればいいので、有り難いと思います。相手が若い人だったら、好みが合わないから難しいかもしれませんね。

中島さん:徐々に介護が重度化して、食事を刻んだ(きざみ食)にしないといけないですが、難しくないですか?
柳井さん:入居者の方は9人なので、何とかなります。目の前に食べる人がおられ、一緒に食べる。これが、グループホームのいいところですね。4年いるので、入居者の方の好みも、嫌いなものも分かりますからね。

―仕事をするうえで、ストレスを溜めないように気をつけていることがありますか?
柳井さん:この施設の他のフロアで調理をしているスタッフと話をすることがあります。帰る途中、近くのセブンイレブンまで一緒なので、話をしながら帰るんです。
悩みが全く無いわけではありませんが・・・、そういうときは、同じような役割の人と話す、話す人がいればそれで解決できます。悩みはそれぐらいです。あと、人には良いところがあるので、自分には無い良いところを学ぶようにしています。

―一日の仕事の流れを教えてください。
柳井さん:朝9時に出社してすぐに、みなさまの昼食を作り始めます。
11時半に配膳し始めて12時に終わり、入居者のみなさまと一緒に昼食を食べ始め、13時には終わります。下膳後、食器乾燥機をかける13時から14時の間は、休憩しています。その後は、おやつと夕食を作ります。
その他の休憩時間は、入居者の方とリビングで一緒に過ごし、話をしたり、少し寝たり、テレビを観たりして休憩します。休憩は、あまり時間は決めず、自由にしています。
書き物は、献立を立てたり、日報を少し書いています。

今日は錦帯橋の花火大会で、少し忙しいのでカレーにしました。カキ氷も作ります。
食材の発注は、社員さんにしてもらえるので有り難いです。

―何か健康に良いことをされていますか?
柳井さん:週3回はここで仕事をしていますが、その他の日は、趣味に専念というところでしょうか。ここで働く前から、二胡の演奏と民踊を習っています。

柳井さん:パート勤務なので、ある程度「希望休」も聞いてもらっているので助かっています。
私たちと同世代の人はあまり働ける職場がないようですが、私は、趣味とパートが両立できる環境に恵まれて幸せです。いくら趣味が好きでも、ニ胡や民踊を毎日する訳にはいかないじゃないですか。だから休みの日にやる、ぐらいで丁度いいんじゃないですかね。
家族と二人で暮らしていますが、家族も働いているので、料理はお互いが担当しています。お互いが働いているので、一方が留守だったら、それはそれで天国です。(笑)
忙しく感じていますが、色々なことに興味が湧いてきます。
色々考えることもありますが、それがまた楽しいものと感じています。
全てが元気の源泉(もと)です。これからも元気で働き続けます・・・。

柳井 久美子(77歳)さんの一日
仕事
07:00
起床
08:00
職場へ
12:00
昼食
13:00
休憩
18:00
帰宅 夕食後、家事やテレビ鑑賞など
22:00
就寝
柳井 久美子(77歳)さんの働く会社
「みどりの家」では、グループホームや小規模多機能ホームを運営しています。 事業所は、広島市、廿日市市、岩国市にあります。 どの事業所も通いやすく、アットホームな雰囲気です。 詳しくはホームページをご覧ください。
介護、保育、学童保育